9/03 Cybernics Medical and Healthcare Innovations contributing to a Super-Aging Society


バイオテクノロジー開発センターは、筑波大学の教授であり、CYBERDYNE株式会社の会長兼CEOである山海嘉之教授をお招きし、講演を行います。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

日時: 2024年9月3日(火)10:30-12:00
場所: バイオテクノロジーセンターE249会議室(国家生技研究園区 E棟)
講演テーマ: サイバニクス医療と健康管理革新:超高齢社会への貢献と日台パートナーシップ
注意事項: 講師の著作権を尊重するため、講演中の写真撮影、ビデオ録画、および音声録音は禁止されています。

講師プロフィール: 山海嘉之教授は、現在、筑波大学の教授、筑波大学サイバニクス研究センターの執行研究主任、トヨタ設立のF-MIRAIセンター主任、CYBERDYNE株式会社の会長兼CEO、日本内閣府のクロスミニストリアル戦略イノベーション推進プログラム(SIP)のプロジェクトリーダーを務めており、日本の外骨格パワースーツ(ハイブリッドアシスティブリム:HAL)の研究先駆者であり、起業家です。

山海教授は、CYBERDYNEを率い、人間の神経系を統合するウェアラブルロボットHAL(ハイブリッドアシスティブリム)を開発し、「人機一体」の新しい制御産業を創造しました。

山海教授は、その非常に革新的な研究成果により、日本で高い社会経済的地位を持っています。彼は、日本内閣府が開始したFIRST計画とImPACT計画のリーダーを務め、文部科学省の地域イノベーションエコシステム構築計画の事業責任者も務め、多くのロボット、精密医療協会のメンバーでもあります。現在、山海教授は日本ロボット学会(RSJ)および計測自動制御学会(SICE)の会員であり、2021年にはスウェーデン王立工学科学アカデミー(IVA)の国際会員に選出されました。

講演概要: 社会が超高齢化に向かう中、高齢者のケアと労働力の減少は、主要な社会的課題となっています。

これに対応するため、山海嘉之教授はCYBERDYNE株式会社を設立し、長年にわたり「サイバニクス医療と健康管理革新システム」を開発してきました。これは、生物細胞レベルからロボット技術に至るまでの分野横断的な専門知識を統合し、人間の身体、AIロボット、情報システムを融合したサイバニクス技術を創り出しています。

サイバニクスシステムの中心となるのは、ウェアラブルロボットのHAL(ハイブリッドアシスティブリム)です。HALは、脳神経系の生体電位信号に接続し、ユーザーが個人の意図に基づいてロボットを制御し、病気によって運動機能を失った患者のリハビリを支援し、生活の質を向上させます。

さらに、HALは、心電図、脳波、体温、血中酸素濃度などの生理学的データを監視し、医師や介護者にデータを送信してリアルタイムの健康管理を行うことができます。このようにして、サイバニクスシステムは早期の検出と予防、効果的な治療、そして予後の維持と改善を実現します。近年では、CYBERDYNEは複数の細胞治療企業と協力し、HALを使用して患者の細胞治療の効果を向上させています。

現在、サイバニクスの「人機一体」の新しい制御産業は、日本、米国、ヨーロッパ、アジア、中東など20カ国以上で普及しており、2024年にはマレーシアの「国家神経ロボティクスとサイバニクスセンター」が正式に開設される予定です。

今回の山海嘉之教授の台湾訪問と講演は、サイバニクス革新システムの開発において日本と台湾の協力を促進し、台湾の高齢化社会に貢献することを目指しています。

イベント連絡先: バイオテクノロジーセンター 葉小姐 (02) 7700-3800 #5155

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